焦ってなんかない


































目の前でためらったまま、中途半端に上を脱いでいるにいらつく。


「早く脱げよ」
「うっ……うん、」


ためらった視線で私を見たあと、すぐに滝夜叉丸の奴を見たことにもいらつく。
なんで、あんな奴の方を見るんだよ。
私が目の前にいるんだぞ?
滝夜叉丸は、なんだか知らんがじっとのことを見つめているだけ。
それなのに、ときたらなぜだか唇をほんの僅かだけど緩ませてのろのろとした手つきで再び脱ぎだした。
面白くない。
私が脱げって言っても、なかなか脱ごうとしない癖に。
腹が立ったから、のまだ腕の途中でわだかまっている着物をひっつかんで思いきり下に下げた。
黒い腹かけと、真っ白いの肌にむくむくと下半身が熱を持っていくのが分かる。
ちらりとの後ろにいる滝夜叉丸の方へと視線をやった。
笑うでもない、怒るでもない、静かにこっちを見てるだけ。
ムカつく。


「ひぃやっ!!!?」
「ふんっ」


腹かけも無理やり取り払うと、ぷるんとしたおっぱいが私にだけ見えた。
どうだ滝夜叉丸。うらやましいだろ?私との行為を見て、諦めるといい。
ぱくりと、赤く色づいた先端を口に含んで下で転がすと、途端に上からはの甘い吐息が降り注いでくる。
どんどん大きくて硬くなっていく私を、早くの中に射れたい。


「ひっあ、ん…み、きぃ」



くちゅくちゅと自分の唾液での胸を汚していく音が、私の中に広がっていく。


「ひっあああ!やぁああん!」
「ん?」


私が唾液の糸を引きながら口を離した瞬間に、がびくりと体を震わせた。
どうしてだと、首をひねる間もなく、の真後ろにぴったりとくっついている滝夜叉丸の姿が目に付いた。
油断した。いつの間にか、の下半身は奴に脱がされてその指を受け入れていた。
くちゅくちゅという音が絶え間なく、そこから聞こえてくる。
く、やしい。
私は膝立ちのの腰を掴んで、熱くそりかえったペニスを濡れてべちょべちょになってるのソコに突っ込んだ。
きゅうきゅうと締めつけてくる中に思わず声が漏れる。


「くっ、あ、っ」
「ああっあ、ひっああああ!み、き!!!」


下から何度も突き上げると、眉根を寄せてながらも、顔を真っ赤にさせたが気持ちよさに涙を流している。
ああ、すごくきれいだ。
私のこと、もっと感じて。
それなのに、後ろから滝夜叉丸がの律動に弾む上半身を抱きしめた。
そして、を振り向かせ、目元にたまった涙をつうっと舌で舐めとり、そのまま唇を重ねてる。
抱きしめてるんじゃない、のおっぱいを後ろから揉んでる。
下も上も攻められて気持ちよすぎるのか、喘ぎ声を滝夜叉丸に飲まれながらは逝ってしまった。
私のペニスも逝ってしまったにきゅうきゅうと吸いつかれ、あまりの気持ちよさにそのまま達してしまった。の中に思う存分私の精液を出す。
ああ、気持ちい。
全部出し終わって、の中から出すとはたはたとの足の間からは私の精液との愛液が混ざった白濁とした汁が零れだしていた。
どうだ、滝夜叉丸分かったか?
は、私のものなんだよ。
だから、その唇を、離せよ。
の声が私に聞こえないだろう!


「滝夜叉丸!」
「んっ……ふあ…」



蕩け切った声をもらしながらうっとりとは、気だるい体を滝夜叉丸に預けた。
これじゃあ、まるでと滝夜叉丸がヤったみたいじゃないか。
すごい、嫌だ。
手早く懐紙で下を拭い、身支度を整えて部屋を飛び出した。
でも、にも滝夜叉丸にも分かったはずだ。
私とが愛し合っているってことが。
なのに、忍者らしからぬ足音を殺すことがうまくできなかった。

















































続き、書きたいっすね。