エロにつき注意 おでこを擦り寄せて、味わうかのようにの肌に舌を這わせる食満留三郎。 くすぐったいような、ぞくぞくするような感触に思わず唇をかみしめた。 「、声出せよ」 「っ……」 それでも、が声を出さないのを見て、留三郎はますますいやらしい笑みを濃くして柔らかく歯を立てる。 されたことのないじれったい痛みに、ぎゅうっとは布団を握り締める。 「ん、」 たっぷりと唾液の糸を引きながらようやく口を離した留三郎は、眼を細めを見降ろした。 真赤な顔をして、自分が与える愛撫を余すことなく拾い上げる。微かに震える体も、苦しそうに堪えた吐息も、自分を見上げる欲にまみれたその瞳も、全部自分のものにしてやりたくなった。 「、ほんと好きすぎてやべーよ」 「はっ、ぅん」 はだけた太ももに、微かに触れるだけに指先を這わせる。 体の中心を徐々に昇っていく留三郎の指先に、体をますます固くさせては顔をそむけた。 曝された喉元の白さに、思わず喉を鳴らした。 指は下腹部を通り過ぎ、ようやくの胸へとぶつかった。 「も、我慢なんてしなくていいよな?」 微かに耳に届いた、の肯定の言葉に、一気に爆発した己の激情に留三郎は身を任せた。 鷲掴みにした胸は、力を入れると弾力を持って喜びに震える。 「あぅ、あっ、やぁ……」 「はっ、、……」 マーキングでもするかのように、に体にすり寄り、舐めあげていく。 はだけさせていく夜着すらも、興奮をあおっていく要素の一つでしかない。 白い喉にも歯を立てて紅い印を刻みこみ、たっぷりと味わう。 「」 低い、掠れた声だった。 ぞわりと、は自分の肌が泡立つのを感じずには居られなかった。 委員会の時とは、全く違った雄の声。 それが、間近に自分を見つめている。細めた目に、眉間に刻まれた皺。 全部が全部欲しくてたまらなくなった。 ぽつりと、雨垂れがの頬へと、落ちる。理性や、いつもの自分を剥ぎ取られてしまう。 いっそのこと、欲に、留三郎に溺れて死んでしまいたい。 ざわざわと、登りつめてくる感情。 「と、めぇ」 馬乗りになっている留三郎の股間へ太ももを擦りつけ、褌の上からぐりぐりとソコを刺激した。 「くっぁ、は……そんなに欲しいのかよ」 しかし、負けずにとの足へと押し付けてやれば、興奮のせいでの眉がしかめられる。 空気を求めるように、ぱくぱくと唇が動き、ようやく言葉を紡いだ。 「とめ、が……欲しい」 途端に、しゅるりと布の擦れる音。 にたりと、まぐわう視線と視線。元よりどちらも、濡れている。 「ふぁっ!!あ、うぁ、んっ、ふぅっ、アッ、あ」 「、」 むちゃくちゃに打ち付け、痺れる程の快感が頭を蕩けさえていく。 肌を打つ音、ぐちゅぐちゅと耳に忍びこむイヤラシイ愛の鳴き声。 「あ、ふぁ、気持ちいい……たまんねえっ!」 「あ、い、や、私も、気持ちいよお」 「っ!」 がつがつと、もっと奥へ奥へと這入ろうと、陰茎を突き立てて亀頭での体を押し広げていく。 ギリギリまで抜いてはまた、突き立てられ、は自分の意志とは関係なく声を上げてしまう。 それすらも、喰らいつくそうというのか、がぷっと留三郎はの唇に喰らいついた。 「んっ、ふっ、」 「んー!」 舌も、体もどこが境目か分からなくなるほどに交じりあい、愛おしさで指を絡めあった。 速い速度で動いていた食満の腰は、最後と言わんばかりに思いきりの最奥を貫いた。 びくびくとは食満のモノを絞めつけながら達した。きゅうきゅうと物欲しそうに絞め上げられ、堪らず留三郎もの中へと熱を放った。 その刺激に、眩暈がするほどの快感を感じ取りながら、はぐったりと、目を閉じた。 心地よさばかりが、全身を支配する。 「ん、んん……〜」 口を動かすのもだるいというのに、あれほど疲れていたはずの留三郎はまだの中を自分イチモツで擦りあげている。 ぐちゅり、と、結合部分から白濁とした二人の愛液が交り合ったものが溢れてしまう。 その感触に恥ずかしさがこみあげてきて、は溜らず声を上げた。 「ちょ、ちょっと!留ぇ!…ひぅ!?」 「あー…まだ、足らないよな?」 ニッと釣りあがる留の唇。 は自分の中でムクリと大きくなる雄を、ダイレクトに感じてしまった。 「ちょ、ちょっと……まさか」 緩々と腰を使われてしまうと、一度達した敏感さも手伝って否が応でも感じてしまう。 「ば、ばか!」 「あー、気持ちいいー」 それでも、動きを止めて不意に真面目な顔をするから。 「、離さないからな?」 何をされても許してしまう。 「愛してる」 終 |