ああもう!素直じゃないんだから!
目の前にいるこの学園一ギンギンに忍者してるこの男。
潮江文次郎。
そして、そいつの眼前に胸を突き出している私。
。
私たちは一応、付き合ってるらしい。
「ほ〜ら、文次郎。おっぱい触ってもいいんだよ〜?」
「ば、ばかたれっ!!!!何やってんだこのばかたれ!」
「二回も言わなくってもいいって。ほら、ほーら、今なら触り放題だよ〜?」
「!この「やった!!!!!!」
突然私の後ろからにょっきりと二本の腕が伸びてきて、私の胸を鷲づかみにした。
「っっ!!!!!!?いやぁあああああ!!!!!!こ、こへ〜〜〜〜〜〜!!!」
「やった〜!おっぱい触り放題だぁ!!!!!」
「ち、ちっが〜う!!こへに言ったんじゃないのぉ!文次郎が触り放題なのぉ!」
「触り放題〜!」
「ちょ、や、やだ!!!」
小平太が人の話を聞くわけもなく、しかも離そうとして暴れてもびくともしない!
「ひぃ、あっん、やだぁ……こへい、たっ!」
「感度よすぎ!」
「うあ、やっ!!もん、じろ……たす」
涙で視界をにじませながら文次郎に助けを求めると……
文次郎は私と小平太の痴態に釘付けになっていた。
心なしか、顔が赤い気がする。
固まってないで、助けてよ!
「も、んじろ……」
「っっ!!」
ようやく我に帰った文次郎は、に下半身を押し付けてる小平太を何とか離すことに成功した。
「はぁ、はぁ、こ、小平太〜〜〜〜〜!!!!!」
「私悪くないも〜ん。が触り放題って言ってたから!」
「い、言ったけど、文次郎になの!!ね!?文次郎!」
「ばかたれ!だ、誰がお前の胸なんか触るか!!」
「なっ!!?」
え〜、じゃあを私にくれよ!と、小平太がとんでもないことを言い出す始末。
「そうだよ!文次郎!私が小平太においしく頂かれちゃってもいいの!?」
「え!?ヤラしてくれんの!?私と付き合ってくれるのか!!?」
「〜〜〜〜!!!」
お、文次郎の眉間のしわがだんだんと深くなってきた。
「私の体になんか文次郎興味ないよね…・。そうだよね。私かわいくないし」
「そ、そんなこと」
「私、やっぱり小平太と付き合った方がいいのかな…」
この際興奮してる小平太のことは気にせずに文次郎にたたみかけていく。
「っっ!こ、このばかたれ!!!!!!!!」
「だって……文次郎、私のこと」
たっぷり間をためて、「きらいなんでしょ?」という。
あ、やば、ちょっと本当に悲しくなってきた。
そうだよ、私の胸にさえ興味ないんだし。
「だぁああああああ!!!!!!!!」
「わっ!!?」
「!泣くな!このバカたれ!あ〜〜、もう、好きだよ!お前が好きだよ!!」
「ほ、本当!?じゃあ、私の胸に興味ないって言ったのも?」
「嘘だよ!ば、バカタレそれぐらい察しろ!!」
あんまりの嬉しさに文次郎の首根っこに飛びついた。
そして、噛みつくように唇を重ねると、文次郎の方ががっついて唇をむさぼってきた。
ああ、私今死んでもいいかも!!
「あ〜〜!もんじろー!ずるいぞ!私がちゃんとチューしたいのに!」
「うるせ〜!は俺のなんだよ!!」
ぐいっと腕を引っ張られ、歩き出す私たち。
「ね、どこいくの?」
「………部屋だ」
「……まさか!」
「お……お前の乳、触り放題なんだろ?」
「うん!!!!」
「二人とも〜!私も混ぜて三人でヤローよ!!!」
終
バカップル
手を出してくれないと、不安になるの。
こへがですぎた。
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