× (エロなので、お嫌いな方は注意) 鎖骨をなぞり、ゆるゆると素肌を降りて行く指先に確かな愛がこもっていた。 「」 思わずこぼした小平太の声にすら、はぴくりと体を強張らせた。 薄暗いとはいえ、至近距離にいる小平太の表情も自分の素肌を滑る指先もはっきりと見える。 既に身につけている物は腰のあたりでわだかまった着物のみ。 肌蹴た素肌に触れる小平太は、まるで小平太のようではないようだ。 「あ、う……」 くすぐったさと恥ずかしさが混ざりあい、自然との口から声が零れる。 小平太は顔を真っ赤にさせて、自分の指先をしっかりと目線で追いかけているの顔を盗み見た。 あまりの可愛さに、もう我慢と言う言葉をかなぐり捨ててむさぼりたくなる。 あの告白。 大切な。 かわいい、大好きで、愛してる。 が「まだ」だってことなんて知ってた。 だから、こそ。 だからこそ大切にした。 そう思っていたのに、不安にさせていた事実に苦しくなるほど、興奮した。 喉のかわきは、そのせいか。 以前の自分ならば、啜りあげるほどに、口付けを交わして、とろんとした表情をしたが首筋に腕をまわした時点で有無言わさずに突き入れてしまっていただろう。 そうして、泣かした子は何人だろうか。 でも、腕をまわして、恥ずかしそうに耳元で囁いたのは他の誰でもない。 だった。 「それでもね、小平太とだからしたいの」 恥ずかしいのか、少し上擦っていて途切れ途切れな声。 腹の奥底から、じりじりと登って来ていた痛みは、下半身に集まりはっきりとずきずきとした痛みに代わっていた。 今まで、を怖がらせたくないと何度も一人で治めていた熱を、が求めている。 欲望がこみあげるのと裏腹に、いつも付きまとっていた不安が頭をもたげた。 「愛して、ほしい」 まるで、泣きそうな声。 ごめん。。 ごく自然にの腰に腕を回し、口付けをして、胸元に手を滑り込ませた。 誰かを愛するのが、こんなにも難しいものなのか。 自分の手の動きに、触れる肌にいちいち反応するが愛らしい。 「、大丈夫だ。私に任せろ」 「う、ん……んっ、」 「声我慢しなくていいから」 「で、も……はずかし」 真赤な顔に、潤んだ瞳。微かに睫毛が濡れている。 なるべく、顔が見えるように愛撫をしていく。 恥ずかしさが、に微かな刺激にすら快感を生み出している。 「いいのか?」 のたてられた両膝に、手をのせる。 「い、いいよ」 無理をしているのは明白だが、気丈にも平気なふりをしては薄くひきっつた笑みを浮かべた。 「愛してるぞ」 ちゅっとその額に唇を落とした。 どうしても強張ってしまうの足を、優しく開く。 「ふっ・・・・う」 そっと、指で穴をなぞると湿った音がくちゅりと響いた。 「ひゃっ…あ、あ…」 くち、と快感を抓みあげるようにぷっくりとした肉芽を指で刺激すると、がくがくと涙をこぼしながらは反応する。 「こへ、こへ」 「、怖いか?」 ただ、怖いだけならやめよう。今すぐにだってやめれる。 がいいっていう時に段々と…… 「あ、変なの。……ふ、あ」 とろりと、小平太の指先を透明な液が汚す。 「気持ちいいか?」 「…う、ん」 少し早く指を動かし、浅く指を入れては抜いてみる。 「ふぁっ!あ、や!」 「そうか……」 ずぷりと、用心深く指を入れると、にゅくにゅくと柔らかく動くの肉を感じる。 「あ、いっ」 「、逃げるな」 ここまで来ると小平太に余裕が生まれ、始めて感じる異物感から逃げようと、知らず知らずのうちに体を離そうとしていたの腿を捕まえた。 ぐちゅぐちゅと、自分の足の間から生み出される音に顔を赤くさせ、始めて感じる快感に戸惑う。 指が二本に増えている。 それだけでも、いっぱいいっぱいなソコ。 「、射れていいか?」 「ッッ……う、ん」 自分のことで夢中になっていたは、小平太の声ではたと気づいた。 浅く息を繰り返し、いっぱいいっぱいな小平太。 不安よりも、小平太に気持ち良くなってほしいという気持ちの方が強い。 それでも、なんとなく怖くて小平太の首に腕を回してぎゅうっと抱きついた。 いつ来るかいつ来るかなんて、不安をあおるだけだ。 「こへ、だーいすき」 「ふふ、私もだ」 「イッ……う…ハッ、ぁ、ハァ…うあ」 「、」 ひきつる様な痛みと、満ち満ちている実感。 ぴったりと押し付けられた下半身があったかい。 「あ、あ、あ、」 注意深く痛みがないようにと、小平太が動いてくれるのが嬉しい。 ぞくぞくと、腰が疼く。 「愛してるッよ、こへ」 「私もだ!」 悪戯っぽく耳元で小平太が囁く。 「だから、これからいっぱい二人でシヨっか?」 「うッ……いーよ。こへとなら」 「〜〜〜!」 「わ、ちょ、そ、そんなに激しくッアッ!!」 終 |