飼い主の責任






























ある日、私の部屋に飛び込んできた恋人は、みみとしっぽが生えていた。


、見て!いいだろぉ!これ!!」
「と、とりあえず……触らせて」

























目の前にいる小平太のしっぽをわしっと掴んだ。
ふっさふさのそのしっぽはどちらかといえば、小平太の髪質に似たものがあって、確かに小平太なら犬っぽいし、みみとしっぽが生えちゃってもおかしくないのかな?と、納得できてしまう。
ご機嫌で大人しくしている小平太のしっぽに櫛を入れて毛並みを整えてみる。
どうせ、こんなことをしてもまたすぐに穴を掘ったり走りまわったり暴れまわったりするからぐちゃぐちゃになっちゃうんだろうけど……
って、本当に犬みたいだなぁ。


「ん?何笑ってんだ?」
「ん〜、小平太が本当の犬みたいだなぁって」
「そっか?」


それが嬉しいのか、にかっと小平太はこちらを振り向きながら笑う。
手の中のしっぽもそれに合わせて微かに動いてしまっている。
こ、これはなんて愛らしい生き物なんだろう!
思わず、顔がにやけてしまうのも我慢できずに小平太の頭をわしわし撫でてあげた。


「やん、かわいい!!小平太かわいい!!」
「う〜〜」
「よしよしよし〜vいい子いい子」


もう、相手が小平太だってことも無視して、まるで犬にする愛撫まんまに小平太の頭をなでて、言葉をかけしまう。
しぱしぱと揺れる小平太のしっぽが「気持ちいい」って言ってる。
こう見えても、私犬大好きなの!


「ね〜、かわいいねぇ」


もう、顔の筋肉が緩みっぱなし!


「なんだよ〜、、私犬じゃないぞ?」
「ん〜、いいじゃない。こへ、すごいかわいい」
「本当か?」
「本当本当v飼ってあげたいくらいかわいいよ」


しぱしぱから、ぶんぶんと音を立てるように小平太はしっぽを振った。


「じゃあ、飼ってv 私、になら飼われてもいい!」
「い、いや、本当には飼わないけどさ」
「わんわん!ご主人さま〜v」
「ぅ、わっ!?」


両肩を抑え込まれて、床に抑え込まれてしまった!
ちょっと痛かったので、文句言ってやろうかと思ったら…


べろり


「ひぃ、あ」


べろべろ


小平太の舌が私のほっぺを、首筋を舐め上げる。
くすぐったくて、変な声が出てしまうのに、小平太は一向にやめてくれる気がないようですごい笑顔で舐めてくる。


「ちょ、ちょっと!こ、こへ!!やめてよ!!」
「わん!」


すると、今度は顔を私の胸に埋めて頬ずりしながらにおいをかぎだした。


「ご主人さま、とってもいい匂いだ」
「わ、や、やだ!何してんの!!?」
「わんわん!」


ぶんぶんとしっぽが揺れている。
な、何喜んでんのよ!


「小平太!!」
「わん!」
「う、っく……ま、待て!小平太!待て!!」
「わんわん!馬鹿だからわかりませーん」


どんどんエスカレートしていく小平太。
なんだか、みみとしっぽのせいなのか普段よりも素早く動いて、ばりっと私の着物を馬鹿力で破ってしまった。


「やっ!」
「ご主人さま大好き〜v」
「わ、ひっ!う!」


がぶり。


こ、こいつ……噛みつきやがった。
噛みついたままで、中で舌をうねうねと動かし始める小平太。


「ふぁ、んっ!!」
「ん〜、ひもふぃいい?」
「わ、う、しゃ、しゃべん、ない……っで!!」


ちゅぱっと音をたてて口を離したそこに、目をやるとやっぱりくっきり小平太の噛みあとが残っていた。


「気持ちいい?」
「ば、ばかっ!」
「ん〜?……でも……」
「ぁっ!」


下に伸びた小平太の手が、私の足の間に入り込んだ。
私のそこに指を這わせた小平太は、満足そうな笑顔になった。


「ふふ、犬に感じてるなんて淫乱なご主人さま」


じんっと、体のそこが一層熱を帯びた。
ずっと、小平太の腰が押しつけられる。


「ご主人さま……私、はつじょーきだから」
「んっ」
「いっぱい気持ち良くさせて?」


ぶんぶんと、しっぽが揺れる。
小平太は犬なんかじゃない。狼だ。
私を見下ろす小平太の顔は、もう本能丸出しで欲情しきっていた。


「わんv」


耳元で、低く吠える彼の声に、ぞくっと痺れた。
















































深都さん、8600番おめでとうございます!
リクエストが「わんこ(狼?)な小平太」とのことでしたので…
こんなのになってしまいました…;
す、すみません!!;
どんなプレイだよ!?ですね^^
微妙かもしれませんが、気に入っていただけると嬉しいです・・・orz




お持ち帰りは深都さんのみオッケイです!