ドエロ注意。 (お嫌いな方はお戻りください) ぞっとするほどのその感触をなんて言ったらいいのだろう。 の体を這いまわる包帯に包まれた手の僅かに露出した彼の肌が直接自分の肌に触れた瞬間、苦しくってどうしようもないのだ。 背骨を抜かれて、そのままそこに氷でも押しこまれてしまったかのような感覚。 彼の一挙一動に無抵抗に翻弄されるばかりの、自分が情けなくすら思える。 それでも、彼のその手が胸に添えられると、びくりと反応を返してしまい、その姿を楽しそうに雑渡は見降ろすのだった。 「どうしたの?感じちゃってる?」 「ふぁ、やっ……む」 胸のふくらみを巧みに揉み、そのまままた唇を重ねる。 唇から甘すぎる快感を与えられ、胸は少し痛いくらいに抓まれている。 じんじんと、広がった痛みがいつの間にか快感にすり替えられるのはすぐだった。 「赤くて、おいしそうだ」 「ひゃぁっ……くっあ」 かぷりと、今度は赤く色づいた胸に歯を立てながら、下で先端をくすぐられる。 たまったもんじゃない。 頭の中はぐちゃぐちゃで、だんだんと目先の快感にしかすがりつけなくなってくる。 押さえつけられた両腕が痛いくらいに軋んでいて、は自分の胸にかじりついている雑渡を見降ろしているばかりだった。 頬を伝う涙が、狂おしいほどに雑渡を掻きたてていく。 れろりと、糸を引きながら唇をやっと離した雑渡は笑顔を浮かべている。 「ちゃん、そんな顔もできるじゃないか」 「あっ……」 「気持ちいいんだね」 腕を離れた雑渡の手が、の体を滑って降りて行く。 その感触にすら、ひくりと体が震えてしまう。 「ふぁっうあ!?」 「ここ、こんなにして……嬉しいなぁ」 くちゅりと、音を立てて軽く指をうずめる雑渡。 既に愛液が垂れ、ほんの僅かに埋まっただけの指をもっと欲しいと、の意思とは関係なくその指を奥へと誘い込もうとする。 「んんっ!!」 くいっと、そこで指を曲げられただけなのに、甘ったるい声が出そうになる。 必死に唇をかみしめて声を殺す。 間近にその様子を見ながら雑渡は、優しく優しく囁く。 「欲しいかい?」 じれったく、浅い所を刺激してはすぐに抜いてしまう。 ぼうっとした瞳で、は目の前の雑渡をなんとか睨み返した。 「っ…ら、ない」 「そうこなくっちゃ」 「ひゃあぁっう、くっ!」 ずぷりと二本指をさしこみ、ぐちゅりぐちゅりと音を立てて抜き差しされる指に、思わず声を上げては答えてしまう。 「ふぁぅ、あっ!?」 「だーめ」 あと一歩の所で、指が抜かれ、熱がぐるぐると腹の中を渦巻いた。 肌と擦れる雑渡の肌や包帯だけでも、十分体を翻弄されるほどに、体ばかりが敏感になっていた。 荒く息を繰り返し、熱っぽい目を雑渡に投げかけたは、先ほどとはもう打って変って頭の中は体を満たす熱のことばかり考えていた。 そのの唇にたっぷりと時間をかけて口付けを施してから、雑渡は体を起こした。 「ちゃん…」 名前を呼ぶその声にすら、下半身がキュンキュンと疼いていると言ったら、この人は喜ぶのだろう。 するりと、衣擦れの音がすると、赤黒い大人の一物が外に曝された。 まるで見たことのないものを見せつけられて、一瞬体がこわばる。 その癖に、裏では期待が渦巻いているのだ。 雑渡の両手がのひざ裏を推して、体を折り曲げる。 そして、にも見えるように自分の腹にも突きそうなほど反り返っている陽物をの陰核に擦りつけた。 濡れた音を立てながら、じゅくじゅくと熱を当てられて、は声を上げた。 先走りをこれ見せがしに擦りつけてくる雑渡。 そうして、目をきゅうっと細めて笑顔で言い放った。 「欲しいって言ったら、あげる」 「ふぁぅ、んっあ、はぁ……うっ」 「ほら、ゆってごらん?」 駄々をこねてる子供に言い聞かせるように、優しい声色で囁く。 は既に、自ら腰をゆすろうとするのに、太ももに食い込んだ雑渡の両手がそれを許さない。 言えなければいつまでたってもこのままだ。 ぽろぽろと、涙があふれた。 「は、…ん、ぅ……しい」 「ちゃんと言えるだろう?」 「ざ……と、さんのが、ほ……しい」 ちゅと、唇が落される。 「よく出来ました」 「ふぁあああああぅ!!」 ずくりと、突き立てられた熱の大きさに、目の前が白黒する。 「はっ、さすがに……狭いねぇ」 「あっ!うぁ…ひゃああぅっ!」 「壊してやりたいくらいだよ、本当」 繰り返し繰り返し、突き上げられる度に快感が全身を貫いていく。 抜けてしまうほどに腰を引いて、一気に奥まで突きいれられ子宮口を亀頭がくすぐる。 それでも、ちゃんとが快感を拾い上げれるように、いい所を突きあげ、擦りあげ、蹂躙して、そのたびに口付けを落していった。 完全に熱に浮かされたの表情に、ぞくぞくと雑渡の背筋をたぎりが駈け登っていく。 「ちゃん」 その一言を合図に、は中に入っている雑渡をきゅうきゅうと締め付けて達した。 きつくきつく締めつけられたまらず、腰を引こうとした雑渡の体をの両腕がとめた。 首筋にすがりつくように抱きつき、行かないでと必死に声もなく訴える。 「仕方のない子だ……」 引きかけた腰を、更に奥へと腰を進めて、ぴったりと肌と肌を合わせた。 そして、そのまま中へと雑渡は射精した。 どくりと中の物が脈打ち、熱が放たれるのを感じて再びは高みへと登りつめる。 結合部から、中に収まりきらない白濁とした精が透明の愛液とまじりあってこぼれだした。 汗ばんだ額に張り付いたの前髪を、払ってやって、口付け。 今度は、気持ち良さそうに目を細めてその口付けを受け取った。 「まったく……こんなに、私を本気にさせるのは君だけだよ」 終 コメント「 笑顔で、欲しいって言ったらあげる 」からでした。 あう、お粗末さまです。 |