ドエロ注意。 苦手、お嫌いな方は逃げてください。 恐怖の六年生 どうにも、私は騙されてしまったらしい。 らしいというのは、確信は持てないからだが、悪い予感があいつらのせいだって喚いている。 いったいあいつらは私に何をしたのだろう…… 体が、理由もなく疼くわけなんてない。 「あ……ち」 はぁはぁと、からが火照って思わず胸元を緩めてぱたぱたと手で扇いだ。 元々、そんなに厚着しているような格好ではなく、どちらかといえば肌寒さを感じてもいいぐらいなのに。 私のコスチュームは蜘蛛をモチーフにしたもので、体にぴったりと合った黒いワンピースで太ももが露出するぐらいに大胆なものだ。 襟が特に凝っていて、ぎざぎざの蜘蛛の巣に似せた襟を立てているのだ。 さらに……太ももを包むのは網タイツ!!そして、無理して履いたピンヒールがまぶしいはず! と、そんな格好に気合を入れたのがいけなかったんだろうか。 「トリックオアトリート!」 次々に回る上級生忍たまたちの視線が痛かったが、とびきり痛かったのは六年生たち。 伊作や留三郎なんかは顔を真っ赤にしながらも、ちゃんとお菓子をくれたけど、心配なのは後の二組。 そう、い組とろ組。 あそこの六年は危ない。 視線が痛いと分かっていながらも、お菓子欲しさにあいつらの前にこの姿をさらしてしまったのだ。 もちろん、長次はそんな目で私のことを見ていないって信じていたから全力で甘えてお菓子をいただいたけど、他の三人は…… それなのに、さっき山ほどお菓子をもらってしまったのだ。 眼の前に差し出されたお菓子に思わず飛びついた私は、全くあいつらの目論見なんて気付く訳もなく思いっきりお菓子をほおばっていた。 ああ、あの時の私のバカ! どうして…一瞬でもあいつらのこと信じてああ、なんておいしいんだろうって思った私がばかだった。 そして、結果がこのざま。 ひどいもんだ。 「う〜……最低」 どんなに嘆いたところで、この体の熱が収まっていくわけもなくただただ、私は一人になれる場所を探してうろうろしていた。 さっさとくのたま長屋に帰りついて、この熱がすぎ去るのを堪えるしかない! は、早く戻らないと……。 なのに、次第と足に力が入らなくなり、うっかり気を抜くとそのままその場に座り込んでしまいそうになる。 「ふ……んっ、」 くそう、負けてたまるか。 ここでもし、後輩忍たまにでも出会ったら変なところを見せてしまいそうだし、同級生にでも見つかればそれこそお仕舞いだって分かってるのに…… 思わず、壁に手をついて休憩してしまった。 「はぁ……くっ…まけ、る、か」 それなのに、私の耳には恐怖の声が聞こえてきたのだ。 「〜〜〜〜!!!みーつけたっ!!!」 さ、最低!!! よりによって、小平太に見つかるなんて!! 「こ、小平太……なに?」 なるべく平静を装って、小平太に向き直る。 嬉しそうにしっぽを振りそうな勢いで、笑顔を私に向けてくる小平太は無邪気なのに、そんな風に思えないのはその後ろからさらにやってきた文次郎のせいだろう。 文次郎は、にやにやと笑みを浮かべている。 「〜!私たちと一緒にパーティーしよう!パーティー!」 「ぱ、パーティー?」 「おう、あとはだけだ」 さあ行くぞと、文次郎の手が不意に肩に触れた。 「ふぁっ!!?」 その瞬間、ぞくっと痺れが体に走った。 思わず膝の力が抜けて、崩れ落ちそうになる。 「おっと……」 それを、予想していたかのように抱きとめる小平太。 「さ、!いけいけどんどーん!!!!」 軽々と小平太に抱きかかえられてそのまま連れ去られる。 後ろからくる文次郎の息が荒いと思ったのは、自分の息も荒くなっていただろうか。 そのまま自分の部屋に戻ることもかなわず、連れていかれたのは予想外にも六はの伊作と留三郎の部屋。 ぐったりと床の上に横たえられた私を見下ろす六つの顔。 まさか、伊作と留三郎も? 「あ、んたたち……だました、わね」 息も絶え絶えに言ってやると、申し訳なさそうに伊作がごめんねと首をかしげた。 「でも、ちゃんがそんな格好してるから」 「そうだ!が……さ、誘うから」 「ん、ひゃっ!!?」 留三郎の手がまず伸びてきて、網タイツの上からの太ももを撫であげてきた。 たったそれだけの刺激なのに、は思わず甲高い声を上げて身悶えてしまう。 「や、やだっ!!!触らない、んっっ」 「……素直になれ」 長次の手も伸びてきて、頬を包み込む。無骨なその手が温かいだけじゃなくて、思いのほか熱を持っているのを感じ取ってしまい、は潤んだ瞳で長次を見上げる。 すると、気がそれたことをいいことに、ここぞとばかりに小平太が胸を揉み始めた。 「ふぁああああああんっっ!!?」 服の上からだというのに、異常な快感が体を駆け巡っていく。 「、たまんね」 「うぁ…んん、もんじろ……」 ちゅぱ くちゅり 熱く熱をはらんだ口付けを濃厚に施してくる文次郎を拒むとか、そんなことも考えられずに体のあちこちから与えられる刺激にただただ、なされるがままになる。 「ひぃやぁ……」 「ふ、こんなところで感じるのか?」 足の先端から襲ってくる疼痛の正体を見ようと、首を起こすと仙蔵がいやらしく赤い舌と白い歯とでの足の指を舐め上げ、噛みつき、網タイツを噛みちぎっていた。 「それじゃあ、決めた通りに私から……」 苦しいばかりに快感に苛まれているを見下ろして伊作は微笑んだ。 その言葉通りに、すうっと、皆の手が離れて伊作に場所をあける。 「ふふ、ちゃん」 つうっと、網タイツの上から伊作の手が這い上って行き、ついにはスカートの中にへと伸びていった。 「わ、もうすごい」 その言葉通りに、目に見えない服の下からくちゅりと音がたつ。 ごくりと、思わず生唾を飲み込む喉元に恥ずかしさを覚えているのに、ほんのちょっと擦られただけで体中から気持ち良さが噴き出してくるのをは感じてしまう。 「ひゃ…ふぅ、んっ、あ……」 眉根を寄せて、大きすぎる快感に耐えようと顔をゆがめるの表情にたまらず自分の股間へと何本かの手が伸びた。 すでに、誰もかれもたぎっていた。 「やぁぁん、も、やだっ!!!」 たまらず、自分から身をよじろうとするの肩を長次が押さこんでしまい、自ら快感を得ることすら封じられて、の理性がかりかりと時が経つほどに削り取られていく。 「や、い、伊作!!も、欲しいの!ちょ、うだい……」 潤んだ瞳で伊作を見上げたに、口の端をつうっと吊り上げて笑った伊作の唇からはみごとな八重歯がのぞいていた。 「ちゃん、それじゃあいただきます」 「「「「あっ!!!!」」」」 「ひぃやぁあああっ!!」 ばっと、伊作はのスカートの中に頭を突っ込んで、すでに濡れいている秘部にむしゃぶりついた。 ぬらぬらと蠢く舌の感触に甲高い声で答えるに、さらに気を良くして、歯を立てていく。 その様子がスカートに隠されて一切見えない他の五人が不満の声を上げた。 「てめ、伊作!もう代われ〜!」 「わっ!ちょ、ちょっと!引っ張らないでよぉ!」 「伊作!誰が舐めてもいいと言った!!」 「……」 「や、ちょ、長次!痛い痛い!!」 怒った三人は伊作を無理やりから引きはがし、わあわあと、伊作を囲み始めた。 しかし、すぐに再び後ろから上がったの声にぴたりと動きを止める。 「なっ!!?け、食満!小平太!!」 二人はそんな制止を聞く訳もなく、ばりばりとの体を包んでいた布を引き裂いていた。 そして、小平太は露わになったの肌にガブリと歯を立てた。 「ひゃ!!いたっ!!んんんんっ!!!!」 さらに食満が懐から出した荒縄での胸をぐいっと縛り上げてしまった。 淫らに胸がせり出すように縛り上げられながらも、どんな刺激にも過敏になったは唇をかみしめてその情動をこらえようとしている。 だが、そんなの姿を見て、悪魔のように美しくほほ笑んだものがひとり。 「」 仙蔵はすっと立ち上がると、たちのもとへと行って、床にあおむけに倒れて息も絶え絶えなをなでた。 はぁ、と熱っぽい息を吐きだす。 「トリック」 懐から男性器をかたどった真っ黒な張形を取り出した仙蔵は、それをの口もとへと擦りよせた。 すると、まるで何かに魅入られたように唇を開け、舌でちろりとそれを舐め上げる。 扇情的な光景。 ぞわりと、産毛がそそり立つ。 満足気に目を細めた仙蔵は、てらてらと光を受けて光るその陽物をずぶりとの下半身に突き立てた。 「あっ、う、くっ……ふぁぁあああん!!!」 入れられただけで、薬で敏感になっていたせいで、軽く逝ってしまったというのに、もっともっと昇り詰めてみろと言わんばかりに、仙蔵が手を動かした。 体の中を蹂躙する無機物に、は気が飛んでしまいそうな程にめまいを覚えた。 「ハァハァ…、我慢できねぇ」 「お、おれもっ……」 そんな淫らに乱れるの姿に我慢できずに、己で慰めていた食満と文次郎が音を上げ、に向かって自分のモノをしごき上げて欲望を放った。 青い匂いが顔に降りかかり、喉元をより白く怪我していく様をまたじっくりと皆に視線で舐められていく。 「あ〜!もう私もに挿れたい!!!」 「あ!小平太!!!」 まだまだ、夜は長いし、ハロウィンも続く。 わっとに飛びかかった小平太を追いかけて他の五人も声を上げて取り押さえようと騒ぎ出す。 六人が準備した悪戯はまだたっぷりと残っているのだ! は、再び口の中に広がる甘いチョコレートの香りに酔いながら、また熱がぶり返してくるのを感じた。 終 ぎゃ〜、すみませんすみませんorz ハングマンばりに吊るされてきます>< KIRAさんの「六年生でいたずら裏」というコメントから書かせていただきました! コメントありがとうございました! 微妙で申し訳ないです! ちなみに、伊作のくれたチョコが危険だったようです。 |