葉がざわめき、草が擦れる音はもう歓喜の咆哮にしか聞こえなかった。 私の体に巻き付いた触手は、先端からぬめりのある液体を吐き出しながら、自由自在に肌の上を蹂躙していく。 四肢をとらわれ、大の字に拘束された私には、どうすることもできない。 ただ、自分の体が変化していく様を当事者として否が応でも、感じ続けなくてはいけなかった。 先ほど無理やり飲まされた液体のせいだろうか、喉から腹にかけてジンッと痺れるような熱を感じた。その熱は、じりじりと範囲を広げていき、今や胴の全てが熱を帯びている。 熱いような苦しいようなもどかしさに、短い呼吸を繰り返し、なんとか気を紛らわせようと試みたが、無駄だった。 「ふぁっうぅ、あっ」 体の上を、ぬるい触手たちがずりゅずりゅと音をたて、締めあげるように動き回る。 得体のしれない気味の悪い感触が頂点に達しようとしていた時、太い触手の一本が袴の中に強引に入り込み、先端で探る様に内腿を撫でた。 「ひっ!!!」 その瞬間、言いようのない快感が体を貫く。 ぬちりぬちりと、粘りのある粘液の滑る音が耳を犯していく。 内腿を擦り、先ほどまでこねくり回されていた僕のちん○へと辿り着いた。 褌なんてものともせず、ぎゅうぎゅうと押入り、直接既に湿っているちん○に巻き付いた。 「あああああ!!」 気持ちよくて、気持ちよくて、頭の中が真っ白に染め上げられる。 ずるりと、扱くように柔らかく締めつけられると、たったそれだけで達してしまいそうなのに、根元の方がきつく締められ達することはできない様にされてしまった。 それでも、快感に痺れる体はじっとしていられずに、腰が宙に跳ねあがった。 「あ、ひっ、ううう!」 逝きたい、いきたい、いきたいよぉ。 体をばたつかせても、どんどん快感が増していくばかり。 何本もの触手たちは先端を揺らして、下半身だけではなく上半身もいじりだした。 触手の先端が開くと、先端にこぶがある様な器官が現れた。 白黒する目で、その触手が何をするのか見ていると、肌蹴て露わになっている乳首に近づいていった。 そして、ちん○に巻きついている触手がひときわ締めつけた瞬間に、そいつも僕の乳首に吸いついた。 こぶの様な先端が乳首に張り付いて、きゅうきゅうと吸い上げ始めた。 吸われるたびに、びりっと痺れるような快感が胸から下半身へと広がっていく。 堪らず声を上げると、嬉しそうに触手たちは排出する粘液を増やし、さらに攻める手を強めてくる。 「あ、あ!い、逝きたい!いきたいよぉ!!!!」 根元にしっかり巻き付いた触手のおかげで、天をまっすぐに向いたちん○は達することもできずに、ただただ快感を痛烈に感じ続けるモノになってしまったようだった。 仰向けに拘束された私の体に影が落ちた。 ぼうっとする瞳で見ると、私の上に私と同じように幾本もの触手たちの愛撫を受けて身悶えているがいた。 「ふぁぁああ!み、きっ!!三木、三木、大好き、ああっ!!き、気持ちいいよぉ!!」 視点が定まらないは、身体中を触手たちに蹂躙されていた。股の間で太い触手がぬらぬらと小刻みに動いている。胸も、細い触手が揺れるように触れ、もどかしいほどの刺激を与えられていた。 触手たちは、まるで人形で遊んでいるかのように私の上にを連れてきた。 「あ、やっ!!!は、はやぁく…!!」 ずるりと、の股の間にいた太い触手は場所を変え、のひざの裏へと進んだ。 そして、まるで子どもがトイレを促される時のような恥ずかしい格好を取らされる。 下にいる私からは、べちゃべちゃに濡れたの下半身がよく見える。 「、ひっあ…に、いれ、たいッ」 「みき、三木ぃ!私も、ほし…い」 じりじりと、嬲る様に触手たちは二人の間を狭めていく。 の孔に三木ヱ門の先端が触れたかと思う刹那、勢いよくの下半身が三木ヱ門の体の上に降ろされた。 「ひっああああああああ!」 「うっくああう」 じゅぼっと、淫らな水音をたてて、二人の体が一つにされた。 の両膝を支えている太い触手が動き、強制的に上下運動を繰り返される。 それでも、限界まで高められていた二人の体は激しい快感の渦の中に落とされた。 激しい下半身の律動に加え、胸や、脇腹、首筋と、あらゆる場所で触手たちは彼等の体を味わっている。 が達し、きゅうきゅうと、切なげに三木ヱ門の雄を咥えても三木ヱ門は、根元を戒めている触手のせいで達することが出来なかった。 「あっ、ひったい・・・痛いっ…いきた、い」 喘ぎの合間に達せずにぱんぱんになっていくペニスに痛みすら覚える。 ぐるぐると、袋の中で出口を見失った精液が疼く。 しかし、触手たちは二人の体を飽きることなく、上下させ結合させ続ける。 すると、その時三木ヱ門の体を撫でていた触手のうちの一本が三木ヱ門の背中をなぞりながら下半身へと下っていった。 「ひっ!!?あ、う…な、なにを」 ずるずるとその触手は下がっていくと三木ヱ門のおしりの割れ目の間に先端を潜り込ませた。 先走りや我慢汁などでぐっちゃぐちゃに濡れそぼっていた肛門をなぞる様にその先端が行ったり来たりを始めた。 くすぐったいような新しい快感がさらに三木ヱ門を攻め上げた。肛門をぬらしながら前に進み、蟻の戸渡りをなぞったあと、ゆっくりと触手はまた後ろへと戻っていく。 痺れるような快感に空逝きしているのか、達しているような激しい快感が全身を貫いても出していないため、そのまま苦しい気持ちよさは持続し続けている。 狂ってしまう。 よがり狂ってしまう。 目からは、ぼろぼろと涙がこぼれ、気持ちよさに身悶えてしまう。 「んぅ、アッ、やだ、三木ぃ」 物足りない、切なげな声を上げるを触手たちが持ち上げて、二人の下半身が粘液の糸を引きながら引き離された。 乳首を吸っていた触手は、既にぷっくりと隆起している僕の乳首を可愛がるようにちゅちゅちゅと軽く吸い上げ、ちん○の締めつけもじんわりと柔らかくなった。そのせいで、我慢汁の中にうっすらと白い液が交り合い、とろとろと鈴口から零れた。 下半身を絞めていた触手の先端からしゅるしゅると細い器官が僕の鈴口に伸びていき、探る様な仕草で孔のふちをなぞる。 それすら痛みを覚えるほどの快感になり、私の口からはだらしのない喘ぎが零れていく。 「ひっ!!!ぎぁう、ぐ」 ずぷりと、肛門をくすぐっていた触手の先端がそのまま中へと侵入してきた。 後ろに強い異物感と、狂おしい快感を感じた。 身体中を汚している、この粘液が快感を呼び起こしているのか、痛みなんて感じずにずぷずぷと抜き差しされる太い触手に身悶えた。 「あっ、あ、あ、あっああ」 体内でも粘液を吐き出しているのか、僕がの中にちん○を突っ込んでいる時の様な水音が背後から聞こえてくる。 後ろを貫いた触手が前立腺を見つけた瞬間、始まった。 ぐりぐりと、押すように見つけた前立腺を刺激され、感じたことのない強烈な快感が全身をくまなく蹂躙した。 「ひああああああああああ!!!」 そして、鈴口をなぞっていた器官は痛みなど感じさせずに尿道へと潜り込んできて、触手たちはそれを見計らったかのようにの体を再び僕のちん○の上に降ろして律動を開始させた。 灼熱に焼かれた様に熱い下半身。 叫びにも似た嬌声を上げてしまう。 「あっ、あああ!も、もぉ、逝かせて!ぼ、僕のおちん○ん逝かせて!!」 プライドも何もない叫び声に呼応するように、僕のちん○の根元を絞めていた触手が突如として緩んだ。 解放された瞬間、連続で射精してしまう。 びくんびくんと、体を震わせて我慢に我慢させられ続けていた白い液を吐き出す。 しかし、それがの体に出される前に、尿道にもぐりこんでいた触手が勢いよく吸い上げていく。 出しても、出しても、どんどん吸い上げられ、前立腺を刺激され、何度も逝ってしまう。 「もお、出ないっ、よ…あ、ひっ、やぁっっ!」 まだ出るだろう?と、後ろも前も身体中を嬲られ続ける。 ようやく僕は触手たちの目的が僕の精液だったことに気付いた。 終 ごめんなさい |