君の抑えられない好奇心 「あーん、三木暇だよ」 「ひっ!」 暇だ暇だと言いながら唐突に抱きしめられるこちらの気持ちも考えてくれと、何度言っても結局は遠慮なしに抱きついてくる。 胴に回された白い腕にどきりとしてしまうのを悟られていないか肩越しに窺ったが、腰にまとわりついたの頭しか見えなかった。 ふうと、息をついた途端、 「ひぃあっ!?」 「三木、かっわいー」 ぎゅうっと掴まれた前。 布の上から逃げられないようにとしっかりと握られるソコ。 「あは、三木みきー、ちょっと硬くなってきてる?」 「あ、やめっ!ばか!」 「やめれない、だって、三木が…」 ふあ、そんなに揉まれると、悪戯っぽく腰に歯をたてられると、布の上からでも、 「ほら、こーんなにかわいいんだもん」 「あ、ぅは……」 の手は遠慮なしにきゅうきゅうモミモミ。 逃げようにも、逃げる場所なんてない。 もう、の手に自由自在に操られるだけ。 「あ、あっ、あ」 「かわいいなー、もう硬くなっちゃってるもん」 むず痒くなるほどの気持ちよさと、意識が全部の手に握られた自分の雄の本能の部分に集中してしまって、意識があっという間にぼやぼやと霞がかっていくのに、視界は苦しいほどにクリアだ。 きゅんきゅんと、リズミカルに楽しげに手を動かすは、手慣れたもので片方の手だけで三木ヱ門の腰ひもをほどいてしまった。 一瞬の肌寒さを感じて、体がこわばるがそれよりも快感が上回って膝の力がかくりと抜ける。 「ねえねえ、三木」 あおむけに寝転がされて、完全に褌も脱がされた私の体にまたがると楽しそうに唇をゆるく開いた。 「ふぁ、うっ、んん、」 それでも、手はずっと動かしているから、布の上から硬くなっている筋やら何やらをなぞられて擦られて、くすぐられてたまらず恥ずかしい液が出てしまうのを、自分でも抑えられない。 の声の間に、自分の下半身から響いてくるぐちゅくちくちと、イヤラシイ音が羞恥心ばかり募らせる。 もう、恥ずかしくて死にそうで、視線なんてそっちにやれないのにからは目が離せない。 次に何を言うのか、そればかりが気になる。 「空イキって知ってる?」 「く…ああ!」 かりりと、痛いくらいに腫れあがった鈴口に爪をたてられてたまらず射精感で体がぞくぞくと登りつめる。強烈な快感を与えてくれるは、今、なんて言ったかなんて考えられないくらいに、ぐちゃぐちゃでぐちゅぐちゅなのに。 「ね、知ってる?」 の片手がしっかり私の根元を掴んでいる。 体が自然と反り返るのに、上に乗ったは楽しげにゆれるだけ。 苦しさと、出ていけない精液がぐるぐると下腹部で暴れまわって涙がこぼれてしまう。 なのに、は手を離してくれない。 「ふふ、ここ……」 「はっ、あ、もぉっ!」 最早哀願に近いと言うのに、は私を愛玩する。 親指の腹で、ぐいっと押されるだけでも達してしまいそうになるほどの強い快感。 なのに、イケナイ。 「ぱくぱくしてるね。三木のえっちぃ液で私の手もぐちゃぐちゃだよ?」 「あ、やぁ…やめ、言わないで…っんん!?」 口の中に押し込まれたの指がしょっぱい。 それが、じぶんのいやらしい汁だと思うと吐きだしたくてしょうがないのに、に逆らえない。 痛いくらいにの手で戒められた根元。 「ね、三木。空イキしてみよっか?」 「ふぁ、」 「いっぱい逝った後にもう精液ないと空イキするらしいけど、三木ならこのままできるよね?」 さらりと、とんでもない事を言っての好奇心が淫らな液でぐちぐちと音を立てる私のモノに注がれた。 ぐちゅぐちゅ、くちくち、ちゅうちゅう、ぱくぱく…… 「ふっああああ!!ふぁん!も、や、めっ…で、できないよぉ!、!」 「だいじょーぶ、三木ヱ門は淫乱なんだからできるよ」 ひくひく、にゅる、ぐちゅり 「あっ、ああ!あん、くる、しっ、!」 「ほら、いつでもイッテいいよ」 苦しくて、痛くて、どうしようもないのに、そんなに病みつきの私は逃げられない。 「それに、苦しくないでしょ?」 ひくり、ぞくり、ぞわぞわ ぺろりと、の真赤なべろが私の割れ目を執拗なほどぐりぐりと舐めてくる。 「!!!あっ、や、なんか、変……あ、ああん!き、気持ちいよ、、!」 「かわいいよ、三木」 真っ白になった頭の中は、白いのにぐちゃぐちゃだった。 「あは、焦点が合ってないよ三木」 「はっ…ぅ…ぁ……」 「じゃあ、もう一回出来るかな?」 「ひっ、あ、も、っとシテ」 「かわいい」 終 空イキする三木、たまらん。 |